【バランスが整う体操(2)】自分で治す腰痛体操(慢性腰痛・ギックリ腰にも)

腰痛の予防や改善のために体操したことのある方、
けっこう多いかと思います。

でも「効果がない」「続かない」「逆に悪くなった」
という声も聞きます。

腰痛がある状態は、
例外なく身体のアンバランスが生じています。
それを「ある方向に動かすと整い」、
「逆の方向に動かすと更に悪化する」のです。
悪化した人の話をよく聞いてみると、
原理原則の逆をされている方が実に多いのです。
腰痛の多くは、自然治癒します。
自然の法則にかなった原理原則を解説し、
整体術と気功、体操のエッセンスを
統合した動画をつくってみました。
簡単! 気持ちいい!

この機会に、試して実感していただき、
習慣化して、この体操を生涯の友としてほしい。
気持ち良いので、良い脳内ホルモンが生み出されます。
続けるうちに、全身が整っていくので、
腰痛だけでなく、内臓の調子も良くなり、
様々な症状が改善・予防できます。
そして、この体操を実践される人が増えれば、
やがて医療費も削減されることでしょう。
身体が整うと、こころも整い、幸せな世の中になる、かも・・・。
そんな世界になることを願って、この動画を製作し、
YouTubeにアップしました。
https://youtu.be/c61ULCkb0Rc

この内容を実際にやってみて、
「こうすれば更に良くなった」
「これは気をつけた方がいい」
「ポイントは・・・」など、
他の人の役に立ちそうなコメントを
(できればYouTubeコメント欄に)
書き込んでくださると
さらに良いものになり
たくさんの方がHappyになれると思います。
一緒に健康な世の中をつくりませんか。

【解説】

骨盤の前後のアンバランスを整える

骨盤が前後にゆがんでいるケースでは、足を前後に開いてストレッチをすると左右差があります。
左足を前に出し、右ひざを床につけて、ゆっくりストレッチしていきます。
「気持ち良さ」や「違和感(ツッパリ感、つまり感、痛み)」を確認します。
逆の足で確認します。
左右差を確認したら、「痛みのない方」「気持ちいい方」を行いますが、
上半身をひねって、さらに気持ちのいい所を探します。
「一番気持ちのいい所」で止めておきます。
骨盤、仙腸関節、股関節、腰椎、胸椎、腸腰筋(大腰筋、腸骨筋)、大腿四頭筋、内転筋、大殿筋、腹筋群、脊柱起立筋などのバランスが整ってきます。
バランスが整ってくると、だんだん気持ちの良さがなくなってきます。
気持ちの良さが減ってきたら、
逆側の違和感が減っているかどうか確認します。
先に確認した左右差が縮まっていればOK。

もしも左右差が大きくなっていたら逆側を体操してみて、
左右差がなくなるかを再度確認してください。

慣れないうちは、ツッパリ感を「効きそうだ」と思って、そちらを伸ばしてしまったり、
腹はツッパリ感があり、太ももは気持ち良さがあるというように
「違和感と気持ち良さが混在する」こともあります。
身体と対話しながら、注意深く感じ取りましょう。

バランスが整う腰痛体操の原理原則(動かす方向)

「痛む方向」より「痛くない方向」へ。
「違和感(ツッパリ・つまり感・痛み)の方向」より、「何も感じない方向」へ。
「何も感じない方向」より、「気持ち良い方向」へ。

バランスが整う腰痛体操の原理原則(評価)

差が縮まっていたらOK。
差が大きくなっていたら逆をする。
変化しないなら他の部位を行う。


②骨盤の側方(横側)のアンバランスを整える


骨盤を右から押すのと、左から押すのと、
どちらが「気持ちいい」または「違和感がある」かを確認し、
「気持ちのいい方」「痛くない方」を行います。

骨盤の前後で行ったのと同様に、気持ち良さがなくなってきたらOK。
逆側の違和感が減っているか確認します。

もしも左右差が大きくなっていたら、逆側を行って左右差が縮まるか確認します。
左右差が縮まる方を行い、左右差がなくなればOK。

「気持ち良さ」「違和感(ツッパリ感・つまり感・痛み)」の違いをよく味わってみて下さい。

③骨盤~体幹のねじりのアンバランスを整える

身体をねじってみて、左右差を確認し、同様に行います。

④体幹全体のアンバランスを整える

腰の筋肉の一部である広背筋は、骨盤から腕までつながっています。
(筋膜では足や頭までつながっていますが・・・)
手を挙げて、手首をつかみ、上体を倒して伸ばします。
左右差を比べて、「気持ちのいい方」「痛くない方」へ行ってください。
腹筋が縮んでいることで腰痛を起こすこともあります。
広背筋や腹筋を一度に整える方法として、手首をつかんで上体を回し、
気持ちのいい所と違和感のある所を確認します。
そして気持ちのいい所で止めておくと、だんだん気持ち良さがなくなり整ってきます。

⑤臀部(お尻)のアンバランスを整える

よつんばいになって、お尻~背中を伸ばします。
お尻を右に振って伸ばすのと、左に振って伸ばすのとを行い、
気持ち良い方を行い、違和感が減っていたらOKです。

⑥股関節のアンバランスを整える

仰向けになって、脚を回し、「気持ち良い所」と「違和感が出る所」を確認し、気持ち良いところで止めます。
左右の脚で同様に行いますが、
どの体操も痛みが出る場合は中止します。
どの体操も、常に「気持ち良さ」「違和感(ツッパリ感・つまり感・嫌な感じ)」を確認しながら、
「気持ちいいところ」で止め、「気持ち良さ」を味わって下さい。
筋筋膜が整うと同時に、脳から身体にとって良い「脳内ホルモン」が分泌されます。
免疫力のアップ、様々な病気の予防に効果が期待できます。

⑦バスタオルによる骨盤矯正

骨盤がズレて、引っかかっている場合、ストレッチだけでは、痛みが減らないことがあります。
その場合、バスタオルを骨盤に当てて調整する方法を紹介します。
仰向け(上向き)になるのが楽か、うつ伏せ(下向き)になるのが楽か。
楽な体勢で行います。
仰向けが楽な場合、
丸めたバスタオルを骨盤の「左上」「左下」「右上」「右下」に当ててみて
痛みが一番減る所を探します。
痛みが減るところがあれば、30秒ほど当てておき、楽になるか確認します。
楽になるようなら、何度か繰り返します。
仰向けの状態だけでは痛みの変化が分からない場合、
ひざを立てて倒す動作で痛みや違和感を確認します。
そして骨盤の「左上」「左下」「右上」「右下」にバスタオルを入れて、
再び、ひざを倒してみて、痛みや違和感が減る所を探し、そこにバスタオルを当てておきます。
〔補足〕バスタオルを当てておく体勢は、楽な体勢でOKです。
ひざを伸ばしている方が楽であれば、伸ばしたまま。
ひざを曲げた方が楽であれば、曲げたまま。
曲げた膝を痛くない方向に倒してキープしてもOKです。
うつ伏せ(下向き)が楽な場合
骨盤の前、「左上」「左下」「右上」「右下」にバスタオルを入れて、
痛みや違和感が減る所を探し、そこに当てておきます。
うつ伏せだけでは痛みや違和感が分からない場合は、
ひざを曲げて足を倒す動作や
ひざを引き上げる(カエルの)動作をして確認してみましょう。
そして痛み・違和感が確認できたら、骨盤のどの位置にバスタオルを入れたら楽になるかを探し、
30秒くらいキープしておきましょう。
痛み・違和感が減るようなら何度か繰り返します。

立つことがツライ場合


座って、横に倒す動作(側屈)、ねじる動作の左右差、
前屈・後屈を比べて、同様に行います。

座ることさえツライ場合

横になったまま「痛くない動き」を探します。

例えば、肩を上げたり、下げたり、前に出したり、後ろに引いたりして
痛みが出る動作と逆の動きをします。
肩を上げて痛いなら下げて、しばらく止めておく。
下げて痛いなら上げて止めておく。
肩を前に出して痛いなら、後ろに引いて止めておく。
後に引いて痛いなら、前で止めておきます。
足を外に倒して痛いなら、内側に倒して止めておく。
足を内側に倒して痛いなら、外側に倒して止めておきます。
とにかく痛みが出る動きと逆方向へ持っていき、しばらくキープしておくと、
先ほど痛かった動きが楽になってきます。
足首をぐるりと回して、痛くない所で止めておいてもいい。
次に、かかとを押し出すようにしてみて、左右を比べ、痛くない方を行います。
ひざを立てて左右に倒し、痛くない方へ倒してキープします。
もしも、すべての動きで痛みが出て楽な方向へ動かすことが出来ないとしたら
それはまだ安静が必要な状態です。
動かせるようになってから無理のないよう少しずつ行ってみてください。
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