2020/06/15
モ~ツァルト♪
「いい曲だなぁ~。聞いてて、ゆったりするわ~。」〔副交感神経優位〕
「あ~人前での演奏、手に汗かいたわ!」〔交感神経優位〕
リラックスしている時、自律神経の副交感神経が働きます。
緊張している時、自律神経の交感神経が働きます。
昔むかし、その昔、お父さんは狩に出かけました。
岩陰に隠れていると一頭の熊が現れました。
お父さんは槍(ヤリ)を握って熊に近づきていきました。
全身鳥肌、心臓は、バクバク、顔は真っ赤、口の中はカラカラ、手には汗が出てきました。
〔交感神経優位=戦闘モード〕
エイッ!と熊を一発で仕留めウチに持ち帰えると、お母さんが夕飯を作ってくれました。
おなかがグ~、よだれがタラ~
おなかが一杯になるとウトウト〔副交感神経優位=お休みモード〕
熊に遭遇した時、命にかかわりますよね。
戦うか、逃げるか。
戦うにしても逃げるにしても、
こんな時には消化のために内臓へ血液を送るより、
筋肉に血液を送って、戦うか逃げるかする必要があります。
血液を全身の筋肉に送るため心臓はバクバクし、血圧は上がります。
また手に汗をかくとヤリが滑りません。
ウトウト眠くなってたら熊にガブッてやられるから、目はパッチリ。
よだれを垂らしている場合ではなく、口はカラカラ・・・
そう、すべて理由があって、意思とは関係なく状況に適応すべく自動的に反応しているのです。
人間のカラダはよく出来ていますね。
逆に食事をする時には、全身に血液を送るより、内臓に送って消化しやすいようにする方がいい。
よだれ(唾液)は消化を助けてくれます。
何かを食べたり、手足を温めたり、音楽を聞くと眠くなるのは、副交感神経が働くからなのです。
この交感神経と副交感神経は、意思とは無関係に無意識のうちに働くため自律神経と呼ばれ、
お互いシーソーのような関係になっていて、
一方が良く働くと、もう一方は働きが抑えられます。
このバランスが大切なのです。
ストレスや緊張が長く続き過ぎると交感神経は興奮しっぱなしになり、
自律神経失調症と言われる症状が現れたりします。
血圧上昇、動悸、息切れ、不眠、手足の冷え、めまい、ふらつき、倦怠感、疲れやすい、発汗、のぼせ、頭痛、頭重感、食欲不振などがあります。
また、多くの場合、病気に対する不安や心配で精神的にも不安定になっており、
不安、緊張、過敏、うつ状態になることも多いのです。
また更年期障害と言われる症状は、上記の内容に非常に共通していて、自律神経との関係が考えられます。
また自律神経は内臓をコントロールしています。
カイロプラクティックでは、内臓と筋肉の関係を挙げています。
心臓 → 肩の筋肉
肺 → 肩・腕の筋肉や横隔膜
胆のう → ひざ裏の筋肉
胃 → 胸や腕の筋肉
膵臓 → 背中や腕の筋肉
副腎 → 脚の筋肉
十二指腸 → 股関節の筋肉
腎臓 → 股関節の筋肉
小腸 → 腹筋や太ももの筋肉
大腸 → 太ももの筋肉
自律神経の不調 → 内臓の不調 → 腰痛・ひざ痛・肩痛になったりします。
この自律神経は、背骨に沿って分布しています。
精神的な緊張で首周囲の筋肉が緊張して骨を歪めてしまうと、
自律神経の働きが悪くなったまま継続することがあります。
精神的な緊張はなくなったけれど、カラダの状態は変わらないという時には、「豊岡整体よぼう」で
整体・カイロプラクティックを是非お試しください。