2020/06/15
腕を曲げたり伸ばしたり、どうやって動いているのでしょうか。
腕の骨が動いて曲がる?!いいえ、骨は単独では動けないんです。
筋肉が骨にくっ付いていて、筋肉が収縮することによって骨を動かし、腕が曲がるのです。
図で解説すると、上腕二頭筋が収縮することによって腕が曲がります。この時、力こぶができ、筋肉が収縮していることがわかります。
(図)からだのしくみ全書より
さて、ここで問題です。曲がった腕は、どうやって伸びるのでしょうか?
上腕二頭筋が伸びることで、腕が伸びる?!
いいえ、筋肉は、それ自体が伸びることはないのです。
筋肉は収縮するか、緩むかのどちらかだけなのです。
では、どうやって腕は伸びているのでしょうか?
実は、上腕二頭筋の反対側にある筋肉(上腕三頭筋)が収縮することによって、腕は伸びるのです。
で、筋肉は、使いっぱなしにしておくと収縮したまま、硬くなってしまいます。
運動後は、ゆっくりジワ~とストレッチしましょう。
反動をつけてしまうと筋肉は反射的に収縮してしまいます。
急激に筋肉が引っ張られすぎると関節が壊れてしまいますから、引っ張られて壊される前に、自ら収縮して防御するのです。
人間のカラダって良く出来てますね。