2020/06/15
これは、解剖・生理学を基にカイロプラクティック的な見方をした仮説です。
頭へ行っている血管の一部(椎骨動脈・静脈)は、首の骨(横突孔)を通っています。
首の骨がズレたり、筋肉が緊張して血管(下流である静脈)を圧迫すると、血液の流れが悪くなりフン詰まり状態となって、上流である動脈は拡張してしまうことになります。
そうすると、動脈の周りに張り付いている神経は脈とともにズキンズキンと痛み、いわゆる偏頭痛(片頭痛)になってしまうという理論が成り立ちます。精神的に緊張している時は交感神経が働き血管も収縮しているので痛みは出ず、リラックスすると副交感神経が働いて血管は拡張し大量の血液が流れてくるけれど出口がふさがっているので動脈に巻きついている神経が引っ張られて頭痛が起きると考えれば、「なぜリラックスすると頭痛が起きるのか」という疑問も解けます。
首の骨のズレが整い、筋肉も正常になって、静脈の圧迫がなくなれば、血行は良くなって、動脈は異常に拡張する必要がなくなりますので、神経も引っ張られず頭痛が解消する理屈も分かりますね。
整体・カイロプラクティックは人間の本来持っている機能がスムーズに働くよう、自然治癒力がうまく働くように手助けをさせていただきます。