2020/06/15
ストレートネック(スマホ首)とは
首の骨(頚椎・頸椎)は、正常では前方凸(写真では右凸)に弯曲(わんきょく)しています。
いわゆるストレートネックというのは、右側の写真のように弯曲が少なくなり、真っ直ぐ(ストレート)になった状態の首(ネック)のことを言います。
ストレートネック(スマホ首)の症状
ストレートネック(スマホ首)になると首や肩の筋肉が引っ張られ、首・肩・腕・背中・胸の神経を刺激してしまいますので、首こり・肩こり、手や腕のだるさ・しびれ、頭痛、めまい、吐き気、食欲不振、動悸、息苦しさなどが出ることもあります。
ストレートネック(スマホ首)の改善方法
ストレートネックは生まれつきだから治らないと思っている方もいらっしゃるかもしれません。
事実、以前は、そのようにおっしゃる整形外科の医師もいらっしゃいました。
近年では、「スマホ首」という呼び名ができたように、スマートフォンを見る姿勢によってストレートネックになることが認知されてきました。
うつ向くことが多かったり、猫背気味の姿勢をする方は、首の弯曲が逆になっている時間が多いのでストレートネック(スマホ首)になりやすくなってしまうのです。
元々、正常な弯曲をしていたのであれば、一時的にストレートネック(スマホ首)になってしまったとしても、正常な弯曲に戻すことは可能です。
ストレートネック(スマホ首)の場合、筋肉をもんで少し楽になったと感じても、骨の弯曲は変わっていませんので、すぐに違和感が戻ってきます。
「豊岡整体よぼう」では、ソフトな圧力を頚椎にかけ、ストレートネック(スマホ首)を、より正常な弯曲へと改善させる施術を行っています。
ストレートネック(スマホ首)の予防姿勢
とにかく「猫背」「うつむく」ことがストレートネック(スマホ首)の原因となりますので、いかに首を起こした状態を保つかがポイントとなります。
スマホ(スマートフォン)を使う際には、スマホを机の上に置き、椅子に座って操作するのがベストです。
その際、お尻は深く座り、椅子の背もたれに背中をつけ、頭を天井方向に吊るすイメージです。
コタツの場合には、背もたれに座椅子などを用いると良いでしょう。
ベッドの上でスマホを使う時には、壁があれば、壁を背もたれにして、体育座りをし、スマホを持った腕をヒザで支えるイメージです。
ストレートネック(スマホ首)の予防方法としては、両肩を後ろに引き、上を向いて5秒~10秒止めておきます。
それを5回行うのを1セットとして、1日に3セット行ってみて下さい。
但し、上を向いて痛みが出る場合は、セルフケアの前に、プロによる頚椎の矯正が必要です。